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第34回「10 COFFEE BREWES(テンコーヒーブルワーズ)」

2019年01月31日(木)

大分大学 学生 中村さん

 

数年前に大分駅裏にできたカフェが今、インスタグラムで全国的に人気になっています。

新しいかたちのダイバーシティ(人材の多様性)空間を提供したいというコンセプトで、

Wifiが完備・長居推奨・2杯目半額といった嬉しいサービスもあり

居心地良くずっと居られる場所です。

メニューの選び方も独特で、こちらのカフェのインスタグラムを見て決めます。

中でも私のお気に入りは、カフェラテですね。

カフェラテの上にマシュマロが乗っていてその上にココアがかかっているんです。

 

私はそこで“留学カフェ”というイベントに、スピーカーとして参加させていただきました。
「トビタテ!留学JAPAN」という文科省のプロジェクトで留学させていただいた経緯から、

そのプロジェクトの存在や留学の魅力を広める活動をしています。

留学先はアメリカのカリフォルニア州のロサンゼルスでした。
宇宙をテーマに留学をしていて、なぜ宇宙かというと、中学3年生の時からロケットをしてたからなんです。

 

周りが中体連で燃え尽きるのを見て部活をしていなかった私は、

このまま卒業するの絶対嫌だなと思って、たまたまロケット教室のポスターを見つけて始めました。

私がやってたのは火薬を使うモデルロケットと、水と空気で飛ぶ水ロケットです。

高校時代は、友達と一緒に科学部を作ってロケットの活動を続けました。

国際大会でマレーシアにいったり研究発表の大会で全国いろんなところに行かせてもらったり。
そういった経緯から大学での留学のテーマは宇宙なんです。

 

ロサンゼルスのJPL(ジェット推進機構)っていうNASAと一緒に人工衛星の研究をしてる研究所に

行かせていただいて普通の人が立ち入れない場所も見せていただきました。

他にもscience centerでエンデバー号という

最後のスペースシャトルの実物を見学に行ったりお話を聞いたりしました。

ただ、留学を機に正直やりたいことが変わりました。
それまでは宇宙に興味があってそっちに進みたいと思ってたんですけど、

最先端というか生に触れて、自分のやりたいことここじゃないと思って。

 

私は、高校時代に突きつめて国際大会・全国大会に出て楽しかったんです。

だけど、それ以上に例えばボランティアで地元の中高生にロケット教室開いたり、

魅力を知ってもらったりの方が好きで、自分がしたいことこっちだなと思って、それでやめました。

自分のやりたいことに気がつけなかったり、何を大切にしてどんな人生を送りたいのか

悩んでた時期もありましたが、いろんな人に相談しながら乗り越えました。
選択肢の多さを広めたいという思いがもともと自分の中にあったことと、

考え方の多様性を当たり前に認める空気感・キャリアの選択肢の広さみたいなものが、

九州って浸透してないなと感じていることから、今はそこを少しでもやれたら良いなと思って活動しています。

――就職はちなみに?

リクルートに行きます。
同期が尊敬できる人ばかりで、何で私受かったんだろうって感じですね。

でも同期と会うと自分ってまだまだだなと感じることができるので刺激がもらえます。

 

『10 COFFEE BREWES(テンコーヒーブルワーズ)』

カフェと語学とカルチャーと。あたらしいカタチのダイバーシティーな空間や文脈、

不確定な要素などを楽しんで頂けるように常に変わり続けたいと。

Wi-Fi有。水・土日が英語カフェ風。全スタッフ英語対応可。火曜休。