「ラグビーワールドカップ 2019」は石川に聞け
2019年01月31日(木)
大分市東店勤務 石川
―石川さんが高校時代にラグビー部に入ったきっかけは?
姉がラグビー部のマネージャーをしていて、中学3年生の時に試合を観に行った時に監督さんから誘われたのがきっかけです。
―石川さんのポジションは?
スクラムハークっていうところとウィングです。
身体の小さい人がやるようなポジションです。
―ラグビーのおもしろさを語ってください。
個人的には、ボールを前に投げられないのに、どう前に進むか。
―え、前に投げられないんですか?
はい。これがアメフトとの大きな違いで。
アメフトは前に投げてそれを追いかけて取ります。
ラグビーは後ろにしかボールを投げられないので、
それをどう前に持っていくかが面白いところだと思います。
自分で走って前に持っていくか、前にキックをするか。
―じゃあ、手で持つときは後ろにしか投げられない?
そうです。なので、どう相手を崩してトライまでつなげるかですね。
―相手の選手にも体当たりしたりするんですよね?
ボールを持ったら相手がタックルで向かってくるので、
それを受けずにどう前に進むかっていうのを考えながらプレーします。
体の大きい人たちはどんどんまっすぐ突っ込んで行きます。
自分は体が小さいから突っ込んでも負けるので、相手をどうかわすか。
言い方おかしいんですけど、鬼ごっごみたいな感じです。
―前回のWC観ましたか?
WCには6回出ているんですけど、1回しか勝ったことがなくて。
前回の世界ランク3位の南アフリカとの試合。
その時日本が世界ランク12位なんですけど。ラグビーの12位と3位の差はだいぶ大きくて。
例えるなら南アフリカと日本の試合は、サッカーでいうと全日本代表対高校生の試合のようなレベル。
なんと日本が勝って、史上最大の番狂わせと言われました。
日本があれだけ世界相手にできるっていうのを証明したので、今回のWCがけっこう大事だと思っています。
―好きな選手は?
2人います。1人目は田中史朗選手。自分とほぼ体格が一緒なんです。
あともう1人が福岡堅樹選手。
自分と同じポジションだった人で直接試合をしたわけではないんですけど、
生で観た時にビビったくらいの足の速さで、敵わないなと思いました。
―9月から、大分でもWCが開催されますが、見どころを教えてください。
残念ながら大分では日本の試合はないんです。ただ、世界ランク1位のニュージーランドが来ます。
ニュージーランドは通称〝オールブラックス〟といって、
肌も黒いんですけどジャージも真っ黒なんです。
試合前に必ずする『ハカ』って言う民族の戦い前に意識を上げる踊りがあるんですけど、
どんなに小さい試合でも彼らはやるので、それが大分で見られるっていうのがとても貴重です。
―貴重なお話、ありがとうございました。
『ハカ』のポーズ