鉄男の部屋
2018年06月01日(金)
みなさん、お久しぶりです。別府店の笹原です。
みなさんのお声で、この「鉄男の部屋」が復活しました。
本当に嬉しいです。ありがとうございます。
今回の「鉄男の部屋」は「貨物列車」についてです。
それでは、出発進行~♪
みなさん、「貨物列車」を見たことは、ありますか?
40代以上の方は、「最近、見ないねぇ。子供の頃は、よく輌数を数えていた」
とお思いでしょう。
また、若い方は「貨物列車って何?見たことない。」
とか、お思いだと思います。
現在、大分地区では西大分駅に
1日1~2本発着するだけで寂しい状況ですが、
全国的にみると、人手不足の影響やCO2削減の要請等で、
JR貨物は絶好調です。
なんと、昨年JR発足30年で初めて黒字になりました。
一昔前は、鉄道貨物はトラックや船に押されて、
過去の物と言われていたのですが、いまや最先端になってきたのです。
鉄男としては、嬉しい限りです。
さてその貨物列車について、
みなさんから良く聞かれるのが、長さと重量についてです。
JR貨物の列車の重量は、最高で何とびっくり1300tもあります。
これを機関車が最高時速110kmで、牽引します。
この場合、全長は機関車+コンテナ車26輌で約540mにもなります。
この長さは、主に「退避線」(追い越される時に待つ線路)の長さで決まります。
ちなみにJRの旅客列車(電車)の場合は
最長で15輌編成で約300mあります。
また新幹線は16輌編成で約400mですので、
貨物列車がいかに長いかというのがよく分かると思います。
当然ながら、全長520mもある列車を滑る雨の日も
ピタリと停止位置に止めないといけませんし、
重い貨物を牽いて「空転」せずに坂を登るのは大変です。
したがって、貨物列車の運転にはかなりの経験と技量がいります。
まさにこれを牽くのは、男の中の男、男のロマン、男の夢です。
私も生まれ変わったら、視力を大事にして、
勉強もキチンとして、貨物列車の運転士になりたいと思っています。
(結構、本気です)
ではまた次回、お会いしましょう。