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レンタル屋の現在地報告

2018年04月01日(日)

こんにちは。岡崎です。

みなさんにとって、4月はどんなイメージがありますか?

わたしにとって、4月は恐怖でした。

 

社長になり数年たったとき、軽いうつ病になったことがあります。

ちょうど桜が咲きだした頃です。

毎日、原因不明のつかれがあり、まったくやる気が出ない。

イスから立ち上がるのもおっくう。

常に重い荷物を背負っている感じでした。

今思えば、更年期障害か

燃え尽き症候群のようなものだったかもしれません。

 

「もうこの会社にいられない。やめるしかない」と考えて、

机の中の整理をはじめたこともあります。

会社の雰囲気も暗くなりました。

当時のスタッフに聞くと、

「社長だいじょうぶかな?」と小声で話しあっていたようです。

 

その後、2ヶ月ほどして、薬がきいたのか、

無事に社会復帰することができました。

しかし、数年の間は、桜が咲く頃になると、

元に戻るのでは?と怖くてしかたありませんでした。

 

また、4月は新しい環境に飛び込む季節でもあります。

小学校、中学校、高校、予備校、大学、就職。

わたしは、すべてのデビューが上手くいきませんでした。

 

「今日こそは友だちをつくろう。声をかけよう」と考えるのですが、

わたしは圧倒されて、1人で悶々としていただけです。

なぜ、そんなに気軽に打ち解けられるのか不思議で、

社交的な人をスーパーマンか宇宙人のように思っていました。

 

最近は、桜の美しさがわかるようになりました。

そして、毎年のように新入社員が

希望をもって当社に入社してきます。

このごろは、そういうスタッフを見るにつけ、

いつまでも「怖い」とか、自分のことに焦点をあてても

しょうがないと気づくようになりました。

 

なので、4月は、好きとか嫌いとかではなく、

わたしにとって、スタッフが「入って良かった」

と思ってもらえるような会社にしていかなければ、

と意を強くする月に変わっていきました。

 

(オーイタレンタカー 代表 岡崎達也)