マイリトル大分遺産「春日神社」
2024年09月02日(月)
私のマイリトル大分遺産は大分市勢家町の「春日神社」です。
私と主人はそれぞれ大分市外の自然に囲まれた環境で育ちました。
結婚して家庭を築く環境を選ぶとき、大分市中心部にありながら
森に囲まれた春日神社に惹かれ、この近くに住むことを決めました。
春日神社は1年を通して沢山の神事が開催されます。
奉納される神楽の御囃子を聞いて、季節の訪れを感じたものです。
また、家族で大切なイベントを控えているときも、
そうでないときもよく足を運び参拝していました。
参道の一部は、子どもたちの通学路で、下校時には春日神社にお参りして、“みちくさ”していたようです。
私たち家族は、いつも春日神社に見守られながら成長してきました。
特に忘れられない思い出は、7月に行われる夏越大祭・神輿巡行です。
子どもが小学生の頃はチキリンを、主人は神輿と太鼓車引きを担い、
私も汗だくになりながらも春日地区を練り歩くなど、毎年のように参加し続けていました。
息子が中学生になると氏青年となり、総勢600名の神輿かき・高張提灯とともに
町内約10㎞の行程を巡行しました。
朝、春日神社を出発し、戻ってくる頃には辺りは真っ暗な時間帯。
先頭の氏子青年が持つ大きな提灯、参道を照らす灯籠の光は神秘的で、その光景と経験は一生忘れることはないでしょう。
現在は引っ越し、少し離れた場所で暮らしていますが、
春日神社に足を運べば、懐かしい思い出が蘇ります。
家族がひとつになる場所として大切にしていきたいと思っています。